そもそもケロリン桶とは?
銭湯などで見かけるプラスチック製の黄色い湯桶がありますが、桶の底に鎮静剤の「ケロリン」がプリントされています。これが通称「ケロリン桶」、もともと広告のでケロリンが貼られているだけだったようです。
ケロリン桶でお酒を飲むのが流行る
さて、お酒とは何の関係もないケロリン桶なんですが、2020年秋、このケロリン桶でアルコール類を提供する飲食店が登場し、密かなブームになっています。
なぜケロリン桶なのか?ですが、おそらく誰かが・・・
「あのケロリン桶をサーバーにしてお酒を提供したらおもしろいんじゃね?」
などと考えたのかもしれません。
そして、面白いのは「映える!」、つまりインスタ映えするということでインスタグラムを通して拡散・広がっていたのかもしれません。
ケロリン桶でお酒を飲むのはNG
ケロリン桶でお酒を飲んでも大丈夫なの?という疑問もありますが、販売元の富山めぐみ製薬では、ケロリン桶はお酒の提供用製造しているものではないので、ケロリン桶でのお酒の提供は止めるようにアナウンスしています。
風呂桶はプラスチックなので、アルコールによるなんらかの化学反応による変容もあるかもしれませんので安全とは言い難いですよね。
まあ、この時期を考えるとみんなで桶の酒を飲みのも衛生的にもちょっと心配ですし。
ということで、ケロリン桶でお酒はダメ!絶対!
ケロリン桶の豆知識
最後の一つ、ケロリン桶のトリビアというか豆知識を。
実はケロリン桶、関東と関西で違うサイズで作られています。
簡単に違い言うと、
- 関東=桶の高さ深め
- 関西=桶の高さ浅め
です。
この理由は、関西では桶で掛け湯をする習慣があるので、お湯をすくった際に重くなりすぎて持ち上げにくくならないように湯桶の深さをわざと低くしているんですね。
そんなケロリン桶ですが、設置している銭湯、旅館などは年々減っています。もしたまたま見つけることがあればレアかもしれませんね。
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