作品名:THE CHASER (チェイサー)
監督:ナ・ホンジン
主演:キム・ユンソク/ハ・ジョンウ/ソ・ヨンヒ/キム・ユジョン(子役)
制作:2008年
上映時間:上映時間:2 時間, 4 分
備考:2008年大鐘賞(韓国)受賞作品
制限:韓国 R18/日本 R15+
「チェイサー」の大まかなストーリー
※ネタバレをやや含みます。
主人公のジュンホは、風俗嬢の手配人をしていたが、ある時、手配した女性がいなくなる事件に遭遇する。
失踪した女性探すなか、その女性が失踪した電話相手から電話が入る。
これを犯人を捕まえるチャンスと思った、ジュンホは、風邪で休みたがっているミジンを囮にその男と接触させる。
その男ヨンミンは異常女性殺意鬼でミジンは密室で捕まってしまい、連絡が取れなくなる。。
その後、ミジンを探してたジュンホは偶然の事故でヨンミンと出くわし、元刑事の勘で犯人と察する。
警察署でヨンミンは連続殺人を自供するが、住所がわからず証拠が一切出てこない。
ヨンミンは、古民家の住人を殺して、そこに住んでいたため、その住所が誰にもわからないのだった。
ジュンホはまだ生きているというミジンをミジンの娘を連れながらヨンミンの家を必死に捜すが、ヨンミンは嘘の供述で警察を翻弄する。そして、やがてヨンミンは釈放されることとなり、事態は最悪の方向に進んでいく。
「チェイサー」を観た感想
以下、大ネタバレですので、映画を観てない方は観てから読んでください。
犯人は前半に判明して後は、証拠探しがメインの映画になっています。警察の無能ぶりや面子重視が描かれますが、ヨンミンの供述を矛盾に瞬時に気づいたりする有能ぶりも描かれています。
ただ、全体として話は面白いですが、後味はあまりすっきりしない映画です。ストーリーの帰結的に後味の悪い映画ですね。女性は見ないほうがいいかもしれません。
かなり残酷なシーンが出てきますが、直視せず視界で画面をチラ見していました。
暗い映画の中で、いわゆる救いの部分があまり出てきません。そういた現実を描いたのかもしれませんが。
犯人の家から脱出して公道にまで逃げて、警察にも電話したミジンが、警察が来ずに殺されてしまうというのは、展開としては少し腑に落ちませんね(映画なのでまあ流しますけど)。
ジュンホは最後完全に死にかけていたので、死なずに挽回した分ブラックエンドは避けたのかもしれません。
作品としては面白いと思いますけどね・・、うーんやはり何かね。
唯一の救いは、最後にあるシーンの偶然暴漢に襲われた(そういう演出だと解釈しました)ミジンの7歳の娘が病院で意識を回復してきたところということでしょうかね。
あと、結末としてヨンミンは連続殺人で捕まったと思いますが、そのシーンが映画にはありませんでした。アマゾンプライムで端折られたのかもしれませんけど。
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