相手が怒っている理由は簡単
友人、知人、仕事上の付き合いがある人が、なぜか自分に怒っている。
態度から、何か気に入らないことがあって怒っていることには間違いない。
だが、自分には思い当たる節がない・・・。考えてもなぜ相手が自分に怒っているのかわからない。
そんな人はいませんか?
それなら答えは簡単です。
相手が怒っている理由は、実に単純明快なのです。
相手が怒っている理由があなた自身にわからないということは、”貴女の考え方”ではわからないということです。これは重要なことです。
つまり、相手が怒っている理由は簡単で、
あなたがあなた自身の考えでしか、物事を観なかった、相手の気持ちを斟酌することなく、いつも自分の考え、思い込み、主義主観でしか相手に対応しなかった、ことに怒っているのです。
自分は自分の思い込みが正しいと思っているわけですから、相手が怒っている理由が分かるわけはないのです。
おそらく、相手はあなたに対して、何かサインを何度かだしていたはずです。
ですが、あなたはそれにも気づかず、相手の普段の配慮や気持ちを踏みにじるような行動をした、それが相手があなたへの態度を変えた、つまり貴方を人として見限った本当の理由です。
相手があなたへの態度を変えた直前に決定的な事象があったのでしょう。それ自体は大したことではなくても、以前からの相手のサインと繋がる何かであったはずです。
なぜ、怒っている理由を言わないのか?
では、なぜ、相手は怒っている理由を言わないのか?
何か失礼なこと、不満なことがあるなら、相手に伝えて改善を促せばいいのではないか?
なぜ、相手は怒っている理由を言わないのか、これは事態がかなり深刻な段階に進んでいることを物語っています。
普通、相手に不遜や、他人の気持ちへ無配慮に腹が立ったとしたら、すぐ口に出すか、タイミングを見て後で注意するでしょう。
ですが、それすらしなくなったということです。
人は、注意してもわかないとわかっている人間には注意をしません。つまり注意するにも値する人間でないなら、注意はしないのです。
つまり、相手はあなたに対して完全に失望したというこです。あなたに対して怒っている理由を告げても、理解はできないだろう。逆ギレするか、真意を違った意味に受け取って余計なことになるだろう。だからあなたには注意しない、怒っている理由は、言わない、ということです。
あなたの信用は完全に失墜しているので、もはやその相手との信頼関係はどうにもならないでしょう。
あなたが気づくしか唯一の道はありません。ですが、あなたは自分の視野、考え、思い込みでしか物事を見れない人間です。相手の立場に立って、自分への対応の真意や思いやりに気づくことができる人間なら、そもそも問題は起きていないのです。
ただし、1度きりの人生、自分の考えだけで生きること、自分の主義・主張を中心に生きることが、必ずしも悪いというわけではありません。あなたは自分の人生を歩む中で、いろいろな物を得ていろいろな物を失うのでしょう。
その中で本当に大切なものを失わないことを願います。
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