この話は、私にとって実に因縁深い話になります。
良かった最後まで読んでいただいて、現実に起きていること知って欲しいです。話は今から20年ほど前に遡ります。
20年前に実際にあったテレビ放送での衝撃的な出来事
何度も繰り返してすいませんが今から20年ほど前、私はテレビを見ていました。ゴールデンタイムの番組で、うっちゃんなんちゃんが司会、一般視聴者から投稿された面白いビデオを紹介するという内容のものです。今調べて確定しましたが、その番組は『投稿!特ホウ王国』日本テレビ系列で1994年から1996年に放送されていた番組です。
その放送では、マッチ棒か何かで見事なお城を作るビデオが紹介されたりして、「ほおすごいな!」と見ていたのですが、続いての内容が、「衝撃!犬のお巡りさんを歌う猫!」という感じのものでした。
え?猫が歌うの??と見ていましたら、放送はその猫を飼っている家の場面になります。
この時のことはあまりに衝撃だったので今でもちゃんと覚えています。
その飼い主は若い女性で表情に影があるというか、なにか後ろめたいことがあるかのような暗めな表情でした。まあでもその時は、ああそういう顔の人なんだな、ぐらいに考えて見ていました。
すると飼い主の女性は、その「歌を歌うという猫」を抱えて自分の太ももの間に猫の体を挟みました。そして飼い主が両手で猫の右手左手をそれぜれ握ります。
そして、犬のお巡りさんの曲がかかります。
そして、サビの「犬のおまわりさん~困ってしまって・・」のところ。
「わんわんわわん」に合わせて飼い主がリズムをとってるかのように見せかけて猫の手を上に上げたり下げたりします。
「わん・わん・わわん」のところを正確に説明すると、
「わん」(猫の右手をぎゅっ握り上に振り上げる)
「わん」(猫の左手をぎゅっと握り上に振り上げる、右手は下げる)
「わ」(猫の右手をぎゅっ握り上に振り上げる、左手は下げる)
「わん」(猫の左手をぎゅっと握り上に振り上げる、右手は下げる)
猫はその「わんわんわわん、わんわんわわん」のリズムに合わせて・・・・
猫:「ぎゃう!ぎゃあ!ぎゃ!ぎゃう!」「ぎゃう!ぎゃあ!ぎゃ!ぎゃう!」
・・・・・。
いやいや、明らかに猫に手をぎゅっと握って悲鳴を出させてるだけじゃん!!!!(自分は猫を飼っていたのもあってかすぐに苦痛の悲鳴とわかりました。)
そして、怪訝に思った最初の飼い主の表情の真相が完全につながりました。
一瞬に気持ちが凍りつきそして怒りで高鳴りました。「いやいや、これは違うでしょ!!」
そして、さらに驚きの結末が・・・。
この番組では、その日の一番のスクープ内容の投稿を審査員が選び「ベストスクープ賞」として100万円をプレゼントするという決まりだったのですが・・・、
まさか、、なんと、、、、
その猫虐待動画がベストスクープ賞!!!
猫を苛めていた飼い主に番組が100万円の賞金!!!
これは私にもトラウマというかなんというかさすがに衝撃的なダメージを受けまして。え?こんなことが世の中にあっていいの??と。
いや、世の中にはそりゃ犯罪者はいますよ、でもそれは罰を受けるじゃないですか?この大企業の番組は猫を虐待している場面を「猫が歌っている!」と面白おかしく取り上げて全国に放送。さらにそんな飼い主に100万円賞金ですよ、もうアホも通り超えて言葉が見つかりませんわ。もちろんこの飼い主は許せません!
当時はインターネットなんてありませんでしたので、一人で悶々として時が経て行った感じです。
数年前にふと気になってネットで検索かけたりしたのですが、その猫虐待放送はみつかりませんでした(誰か覚えていません?)。
悲劇は繰り返す・・猫が歌う動画がYoutubeにアップされていた。
あの時から20年経て今日です。ふと、「猫に苦痛を与え歌わせる」みたいなキーワードで検索かけてみたら・・あの時と同様、見事に「猫が~を歌う」みたいな動画がひっかかりました。
当時の動画かと見てみましたら、違ってましたが・・・、案の定・・・。
動画の内容は、猫の顔がアップで猫の全身の状況がわからない状況で「ぎゃわ!ぎゃう!」と叫んでいる猫・・・。いやいや、まさにこれが20年前のテレビで100万取ったのと同じ類型やん!と。悲劇は繰りかえすもんなのね・・・。
調べたら、2015年にテレビ番組の「志村どうぶつえん」でとりあげられた猫の動画らしく、よくよく検索したら、猫虐待疑惑放送、動画っていわれてますやん。
いやいや疑惑じゃなくて完全に黒、猫虐待動画でしょうが!
猫を飼ったことがない人にはわかないのか???
動画を見る限り、どういう方法で猫に苦痛を与え叫ばせているのかはわかりませんが、尻尾や足を強く握ったり、抓ったり、圧迫したり、熱いもの当てたり猫に叫ばせる方法はいくらでもあるでしょうね。首を圧迫しているように見えるのもありますが。ただし、猫も当然苦痛から逃げようとしますので、逃げれないようしっかり押さえ込んでいないといけません。
やってるやつの内心を考えると恐ろしいですね。自分の都合のためなら弱いものに平気で苦痛を与えられる神経ですからね。私は人を攻撃したりするのは嫌いですが、唯一の例外は、弱いものを卑劣に苛めたり苦しめたりする者です。
動画主が「猫の虐待なんかしていません!」というのなら、証明は簡単ですが、猫の全身を写した動画をアップすればいいだけ!猫虐待をしていないなら、当然そうするでしょう?
なぜ、潔白動画をアップしないのか?答えは簡単です。できないのだから。
飼い主の明るい声と絶望感で満たされた猫の表情。そして繰り返される悲鳴。この世には本当に救いはないのだろうか?
酷いことをすれば報いを受ける、それが世の正義と衡平の理となってほしい。
榊のさわめく原っぱで愛するひとと夏をすごしたい。
このYoutube虐待動画の方は、インターネット時代のこともあり、それなりに炎上したような形跡もありますが、当時を知りませんでしたので、飼い主がどうなったとか事の顛末は全く存じません。
少なくとも虐待されたネコさんは、亡くなった後は一生飼い主をのろってあげてくださいね。20年前の「投稿!特ホウ王国」の猫虐待映像も何とか追求できないものだろうか?だれか覚えていません??なお、「投稿!特ホウ王国」のスポンサーは大塚製薬と日立でした。
[参考情報]
・ 「スッキリ」(日本テレビ)第1回放送 投稿AWARD
2014年8月1日放送 8:00 – 10:25
人間顔負け!アニマル部門は3作品がノミネート。吉田忠宏が心を通わせるパートナーはアヒルのぴいたんくんでばんざいやこんにちはや声に合わせて他にも帽子やメガネを外したり芸を見せた。家猫のドラミちゃんとポテトちゃんは飼い主・榊原愛夏のアイアイに合いの手を入れる動画が公開され、最近ではかえるのがっしょうを歌うようになったと動画が流れた。最後はブルドッグのラスティの恥ずかしいクセについてでお腹をだるそうにかいている姿はおっさんそのものだった。
・特ダネ!投稿DO画 [ NHK総合東京 ]
[ 2015年 1月 30日 04:00 ] 1/30の放送回…愛知県西尾市のドラミちゃんは歌が得意。レパートリーは11曲もあるという。
・天才!志村どうぶつ園 [ 日本テレビ ]
2015年 4月 25日 19:00 …ショートヘアのドラミちゃんは歌詞やリズムに合わせて歌うことができる。飼い主いわくその時によって歌える歌は変わるのだが、アイアイや笑点のテーマ…
・ヤーヌス (テレビ朝日) 2015年 11月 22日 01:15 ] 11/22の放送回
聴いてみると意外な印象を持つヤーヌスな音楽を紹介するコーナー。 ネコなのに歌が上手なメス猫のドラミちゃんの映像を紹介した。 歌う猫…
こんなに取り上げられているようですけど、テレビ番組のディレクターとかの目は節穴だらけなのか、それとも視聴者はバカだから騙せるとか本気で思っているのか?
こんな放送していても彼らは高給、自分たち優れたエリートだと本気で思っているわけですから、人間ってなんだかなー。自分も人間だけど。
コメント