「winner–takes–all」という言葉がある。
日本語で言うと「勝者総取り方式」である。つまり勝者が全てを持っていき、敗者には何も与えられない。
恋愛にはまさにこの方式が当てはまる。つまり恋愛の勝者(強者)は全てを持っていき、恋愛の敗者(弱者)には何も残らない。
「モテキ」というドラマがある。というか今あべまTVで再放送しているのでたまに見ている。
人生でモテたことが無い男、藤本に突然モテ期が来て、いろいろな女性から好意を寄せられるわちゃくちゃなるドラマである。
モテキという点に言及するなら、よく人生で1度はモテ期が来るなど都市伝説で言われるが、モテない男に突然モテキがくることなどはもちろんほぼない。
ごくごく希にモテない男にワンチャンスが来ることはあるが、[もともとモテない=女性との経験が少ない]であるので、そのチャンスを活かせるはずもなく撃沈するのが関の山でしょう。人生で一度きりの突然やっくるワンチャンスをものにする能力がない男にワンチャンスなど画餅であって、どうしようもない(=無いに等しい)。
仮にモテる男は、最初にルックスだけモテてコミュニケーション能力で失敗して振られても、チャンスは次々やってくるので、失敗を経験して女性の扱い方が上手くなっていく。モテない男はワンチャンスで失敗は許されないという無理ゲーである。
話は逸れたが、ドラマのモテ期の話。
藤本はモテない男だけあって好きな女性たちとのセッションで失敗しまくるわけだが、ドラマなので何度でもチャンスが巡ってくる。これはあくまでドラマ(創作)なのでまあそんなものでしょう。
で、このドラマでは、藤本の学生時代からの親友であった島田が、藤本が好きだったが振られた女たちと、ことごとくSEXをしていたという事実が判明してくる。
島田はもてる男なので次々に女性とやりまくり(島田が言うには女から寄ってくるので仕方ない)、ついに浮気がバレて妻と離婚するという話になっている。
モテない男からしたら、いい女と結婚しているのに浮気をしてもったいないというのが率直な感想だろうが、モテる男はそういうものだろう(すべての男が浮気するとは言わないが)。
つまり、「winner–takes–all」である。
モテる男というのは、どこに行ってもモテるわけである。地元でもモテるし、東京に上京してもモテるし、旅行や遊びにいってもモテるし、つまり行った場所、参加したコミュニティーの数だけモテるのである。
離婚してもまた別の女性と結婚するだけである。ある程度の若さと容姿を維持している間は女に困ることなどないのである。
逆にモテない男はどこに行こうがモテない。
別にこれが悪いとか愚痴っているわけではない。恋愛の世界というものはそういうものだと言いたいだけである。
winner-takes–all。モテる男・モテる女がすべてを持っていく。
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