フルーツの訪問販売が自宅に来た件

フルーツの訪問販売員が家に来た

話は、一か月ほど前にさかのぼりますが、仕事で大阪の東方面の駅近くにいた時、爽やかな感じのお兄さん30前後ぐらいかが話しかけてきて、

「フルーツの販売をしてるんですが、買ってくれませんか?」と。

その時は営業所の近くにいたので、深く考えず、おみやげに買ってもいいかな!?という気持ちがよぎったのですが、まあいいか、と断りました。

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大阪市内の自宅マンションにいると、ドアをどんどん叩く。名乗らないし何かの勧誘だろうと無視していると、案の定近隣の部屋のドアもノックしている。で誰かがドアを開けたようだ。

耳を傾けてると。「果樹園の者ですが、フルーツを販売しています!」みたいな女性の声。

で、ピンときた。これはフルーツ販売商法みたいなのができているんだな、と。

ネットで「フルーツの訪問販売」で検索したら、案の定というか予想通り、悪徳フルーツ販売などの文字が。既に国民生活センターからの注意喚起も出ているようです。見れば、もう数年前から関東を中心に出始めていた商法のようだ。最近大阪に増えてきているのか?

フルーツの訪問販売の何が悪徳なのかといと、要は安物のや売れ残りの果物をブランドものだとか、新鮮だとか言葉巧みに説明し(誇大広告)、値段もはっきり言わず、購入段階で予想以上の値段をふっかけてくると。

ワンパックの料金と思わせておいて、ワンパック買うと実はフルーツ一個の料金で値段がその数倍になるとか。ものはいいようですからね。

で、断りにくい人や、気が弱い人つけこんで高い料金で購入させると・・。

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訪問販売は、昔からあるマルチ商法のビジネスモデルですが、竹竿に始まり、販売するものを変わるだけで、延延と続いていくんでしょうね。

「いらなければ断ればいいし、必要な人が買えばいいんだから、何が問題なの?」

と考える方がいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

訪問販売員は、物を買わせるためにあれこれ虚偽やあやふやな表現、態度などで消費者を騙そうとしたり、断りにくくしたりして購入させる商法です。まっとうな商売でも何でもありません。

そもそものこの手のビジネスモデルとし、例えば20人にあたれば1人ぐらい気の弱い人が買ってくれるだろうという確率論、人のやさしや同情につけ込むこと(時には恐喝まがい)が商売の基本になっていましす。

つまり、いらない商売なのです。当たり前ですが、フルーツが必要ならお店で購入します。本来いらない物を、「かわいそうだから買ってあげよう!」なんて人の気持ちにつけこんで買わせるのが真っ当な商売ですか?

本当に付加価値のある良いフルーツを、今時わざわざ訪問販売しますか?

マンションなんかだと、女性の販売員がかたっ端から訪問し、一人暮らしの高齢者などが、同情心から買って上げてしまったりするんでしょうね。

そして、さらに問題なのは、販売員に同情して買ってあげたりすると、その背後にいるマルチ処方の親玉が儲かって助長し続けていくということですね。

 

http://nnt-sokuhou.com/archives/38325970.html

の最後の方にも書いてありましたが、

訪問販売員に同情するなら買ってあげないことが一番の優しさです。

そんな商売はやっていてもしょうがないよ、地道に働ける職業につかないとダメだよ?と早く気づかせてあげるのが本当に優しさです。

 

 

[参考]

国民生活センター「りんごやみかんの押し売りに注意」

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20100303_1.pdf

 

 

 

 

 

 

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