おごるNHKは久しからず、NHKスクランブル放送化問題。

2019年夏の参議院議員選挙において、NHKから国民を守る党の立花孝志氏が初当選した。立花氏は、「NHKをぶっこわす!」をスローガンとしているが、その実はNHKに放送のスクランブル化をさえることを目的とし、少なからず支持を得て当選した。

立花氏はなかなか切れる人物で、当選後は公約を実現するための動きをいろいろと始めている。

最初は、たかが一議員と舐めていたNHKも、事が大きくなることを悟ったのか、立花氏への個人批判を始めた。

 

受信料不払いは法律違反である!国会議員が法律違反を公言するのか。

そもそも立花氏が受信料をはらっていないのは、テレビをもってないのもありますが、いずれにしろ不払いを推奨する立花氏への批判としては正論かもしれません、

しかし、そもそも法律で受信料を強制されるシステム自体が論評の的になっているので、そこで彼自身の人間性を批判してもそれは個人批判にすぎません。

彼が法律違反で裁判で負けようが、法律は正当化されるわけではないし、現在のNHK制度への改革の欲求は静まらないのです。

また、立花氏の言動や代議制の政治家としての資質ををいくら批判して論破しようが、それは緒戦立花氏の個人批判の問題にすぎない。

ことの本質は、現在の受信料強制システムがほんとうにいいのか?なぜスクランブル放送化をしないのか?ということにある。

見ないといって不払いすると受信料負担に不公平が生じる

→ いやいやスクランブル化すれば不公平が消えるでしょ。

大きな災害時にスクランブル化で災害の放送が見れない人がでる

大地震とか放送はスクランブルを外せばいいだけでは。そもそも災害時はテレビ放送ほとんどが災害情報を報道するわけで、NHKしか情報メディアがないわけではない。それに実際に大災害起きたら家でテレビとかいう状況じゃないでしょ・・・。

 

公益放送の基礎が崩れる

→ 公益的な放送ニュース、災害情報などに集中すれば予算なんて今の3分の1以下で十分でしょ。そもそも、スクランブル化したら受信料が集まらないのなら、NHK自体が国民から全く信頼されていない放送という証になる。

 

 

NHKがスクランブル化を嫌がる理由

NHKは、要は法律で受信料を強制し、潤沢な予算を集め、NHK幹部や職員の高額給与・贅沢な福利厚生、好きな芸能人を使った好き勝手な番組作りを続けたいのです。

NHKの受信料収入2015年:6625億円

NHKの受信料収入2016年:6769億円

NHKの受信料収入2017年:6625億円

NHKの受信料収入2018年:7122億円

 

毎年収入を上げているのは最高裁の放送法合憲判決が追い風になったようで、集金人たちは、「最高裁も払わないとダメと言ってますよ!」と凄味ながら意気揚々と契約活動にいそしんでるでしょうね。NHK集金人の威圧的な言動が問題になっている事例もあります。

なんの経営努力をせずとも毎年、法律を掲げてさえおけば、莫大な受信料収入が入ってくるわけだから、NHKとしては笑い止まらないことでしょう。

ちなみに、徴収費用は大まかに言うと毎年700億以上が使われているようです。

NHKは公益放送?

NHKがふんぞり返るよりどころは自分たちが法律で認められ保護された公益放送だということにある。

しかし、実際に作っている放送番組は、ニュースや国会放送だけでなく、ドキュメント、バラエティ、紅白歌合戦など、公益放送と関係あるの?という番組制作に多大な予算を使っている。

つまり、NHKは膨大な予算を持て余し、民放がやっていることにまで拡大していっている。NHKが真に国民から徴収料を預かる公益放送としての謙虚さを持っているのなら、このような事態にはならず、徴収料金の値下げに当然行きついたでしょう。

さらにNHKの高い給与に飽き足らず、徴収料の自分達へのさらなる還流手段として、関連の制作会社を作り、高額な制作費用の仮面をかぶせて、その会社に天下りしたNHK元職員の懐にお金が落ちる。

時代は令和となったが、NHKの構造を大きく見直す時代はとっくに来ている。彼らの既得権益への執着と不合理を許さな国民との戦いは、遅ればせながらN国党の立花代表を介して今はじまったのかもしれない。

NHKは、自分たちがこの何十年間、国民のための公益放送を続けてきた!という自負があるのなら、何も心配することはない、スクランブル化しても国民が付いてきますよ。だって、国民に信頼されるNHKなんですから。

ちゃんと公益放送をがんばっていたら・・の話ですけどね。

驕る平家は久しからず。

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