千里中央セルシー、解体して新商業施設建設への布石か。

大阪府豊中市の千里ニュータウンの中心部にあり、1972年にできた大型商業施設「セルシー」の半数近い店舗が、年末で閉店する。所有者側は賃貸契約を更新しない姿勢を示しており、来春以降さらに立ち退く店が増える可能性がある。所有者側から事情説明はなく、関係者は困惑している。

出展:朝日デジタル:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161220-00000017-asahi-bus_all

千里中央にある商業施設セルシーが、テナントの賃貸契約を今後更新しない方針を決定しているため、契約終了で閉店店舗相次いてでいるというニュースです。

千里中央が東京の多摩ニュータウンのように高齢化ゴーストタウン化していっているのでは、と勘違いしている方が多いようです。それはまったく違います。

千里中央は、大阪梅田まで25分の好立地エリア

千里中央は、現状大阪中心部、梅田・淀屋橋・心斎橋・難波。天王寺を縦断する地下鉄御堂筋線に直結する北大阪急行の終点駅です(今後延伸されますが)。

大阪最大の繁華街である梅田(JRは大阪駅)に25分ほどで着くため、通勤上は非常に便利であり、住宅需要がいくらでもあるエリアです。

世代的に高齢化しているのはたしかですが、いずれは年齢層が入れ替わり、それが繰り返されるだけで、ゴーストタウン化することなどないでしょう。

現在の千里中央の状況

仕事で千里中央にはちょこちょこ行くのですが、実際にみた感じとしてでは人は多いです。なんせ周囲はマンションエリア。そして千里中央より北の北摂には公共交通がありませんので、箕面などからバスで人が集まってきます。

ただし、年齢層は高めです。やはり基本が60代前後でしょうか。ニュータウンができた1970年台に移住した人々は60代後半から70代になるんでしょうかね。その子供たちも40代前後でしょうか。

建物老朽化は進んでいるよう。

千里中央の商業施設の老朽化は、やはり進んでいるようです。

40年、50年前の施設ですからあたまえといえば当たり前ですが。

最近では、千里中央の西側の読み売りホールが老朽化から解体し、SEINRITOという新しい施設に建て替わっています。現在は第二期工事中でしょうか。

周辺の公団の団地なども古いものは新しいマンションなどに変わっていっていますね。

結局セルシーはどうなるの?

セルシーの今度につき、運営者側はまだ何も発表していませんが、それはまだ確定していない段階とうことでしょう。

もちろん方向性としては、セルシーを壊して再び新しい商業施設を作るか、あるいは、別のディベロッパーに売却・賃貸してまかせるかのどちらかでしょうね。

地下1階・地上1階2階を商業テナントにした大高層マンションという案も立地での住宅需要を考えれば有り得ない話でもないかもしれませんね。

 

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