世の中には、起きている社会的問題に対して中途半端な対策をとっただけで問題を永続化していることが多い。根本的対策を摂ればいいだけなのに。
その一つが電車痴漢の問題です。
最近は女性専用車両に反対する団体という個人的にはよくわかならい団体の活動が物議を醸し出していますが、それもこれも結局は現在の中途半端な女性専用車両などという対応をしていることが原因になっています。
女性専用車両は痴漢対策に有効か?
そりゃ有効だろう!と思うかもしれません。たしかに一定の効果はありますよ。でもこれで電車での痴漢が無くなりましたか???
無くなっていないでしょう。結局、今の中途半端な女性専用車両対策では、その程度ということです。
もっと根本的に電車痴漢を失くし、男女差別の批判もあたらない対策があります。
電車痴漢を無くす方法
●利用者数に比例させた男女別専用車両にする。
痴漢問題の原因が日本特有の満員電車にあることは間違いありません。ガラガラの車内で堂々と痴漢する男は、本人特有の問題でそもそも道端でも痴漢しますので、電車特有の問題ではないでしょうね。
その意味で、男女を分けるという発想は正しいわけです。
しかし、女性専用車両を作ることに対しては、「男女差別だ!なぜ女性だけ特別扱いなのだ?」という批判があります。この批判が的を射ているかどうかはともかく、女性専用車両にはそのようは批判を招く根があるわけです。
では、男性専用車両も作ればいいではないのか?
これで、「男女差別だ!」「女性だけ特別!」なんて批判は当たりません。
そして、男性専用車両・女性専用車両を交互にして同数にすると、利用の多い男性から不満が出ますので、公平な方法としては、前6ヶ月または1年ぐらいを基準に利用者の性別で按分した車両比にすればいいわけです。
男性の利用が6割、女性が4割なら、専用車両もその比に近い形で車両数を分ける。これが公平でしょう。
●異性車両への乗車後、正当な理由なく移動しない者に罰則化(車両不退去罪の創設)
専用車両を作っても、今みたいに名目は女性専用だけと男性も乗れます(強制力は無い倫理規定)といういのでは何の実効性もありません。
そこで、刑法の住居に対しての「不退去罪」を例にした異性専用車両での不退去罪を鉄道業法内に創設します。なぜ、侵入罪ではなく不退去罪かというと、間違えて女性専用車両(男性専用車両)に乗ってしまったり、何らかの正当な理由(要介護者の付き添いなど)で乗ってしまった人を犯罪者にしないためです。間違って乗ってもすぐに出れば(移動すれば)いいだけです。
条文は、(鉄道車両不退去罪)「異性専用車両に乗車し、正当な理由なく退去・移動しないものは1ヶ月以上2年以内の懲役に処する」
みたいな感じいいんじゃないでしょうか。
実現するかどうかは、政治家の電車痴漢撲滅への実行力次第。
これだけ社会問題のように言われている電車での痴漢を0にする方法は、意外と簡単です。
あとは、実際に法制化するかしないかだけの話。
一定の準備期間を置いて、日本国内の車両で一斉にスタートさせればいい。専用車両の表示・色などをわかりやすくする工夫も必要でしょうね。
今みたいに中途半端に女性専用車両作りました!とか見せかけだけのパフォーマンスをしていても問題は未来永劫終わらない。大きな無駄だと思いませんか!?
電車痴漢を心底憎み無くしたいと考えられている女性(男性も)の方々、ぜひこの男女別専用車両制と異性車両不退去罪の立法化の運動をしていただきたい。
実現すれば電車痴漢がなくなりますよ!(*´▽`*)
法制化できないというのではあれば、結局今の政治化も鉄道会社も電車の痴漢問題を真摯には捉えていないというだけです。そして、そういう政治家を選んでいる国民の多数も、それほど本気では電車痴漢を無くしたいとは考えていないということでしょう(少なくとも民主主義の政治理論上は)。
コメント